書誌事項
- タイトル別名
-
- Survey on the use of a two-compound ointment containing calcipotriol and betamethasone dipropionate for treating patients with psoriasis at our hospital
- トウ イン ノ カンセンカンジャ ニ オケル カルシポトリオール スイワブツ/ベタメタゾンジプロピオンサン エステル ハイゴウ ガイヨウヤク ノ シヨウ ジョウキョウ ニ ツイテ
この論文をさがす
抄録
当院におけるカルシポトリオール水和物/ベタメタゾンジプロピオン酸エステル配合外用薬(以下,配合外用薬)の使用状況について,2014年10月から2016年4月までの18ヶ月間の使用状況をレトロスペクティブに解析した.対象患者は,乾癬患者125例(男性96例,女性29例),平均年齢57.8歳(21~90歳).乾癬患者の病型は尋常性乾癬114例(91%),関節症性乾癬8例(6%),滴状乾癬2例(2%),乾癬性紅皮症1例(1%)であった.配合外用薬使用時の併用療法は,生物学的製剤7例(6%),ナローバンド UVB療法14例(11%),ナローバンド UVB療法とエトレチナートの併用7例(5%),シクロスポリン10例(8%),外用療法単独が85例(68%)であった.配合外用薬の継続状況は,配合外用薬を継続できているのは100例(80%)に対し,配合外用例を中止し前外用薬を継続している例が25例(20%)みられた.配合外用薬の主な中止理由は,前外用薬の方が効果が高かったという理由であり,前外用薬の大部分は,活性型ビタミンD3外用薬とステロイド外用薬を混合調剤した混合外用薬であった.配合外用薬を中止した症例の臨床的特徴は,外用療法以外の併用療法は行っていない外用治療単独が23例と最も多くみられ,皮疹の特徴としては,背部や下腿の厚い鱗屑や強い浸潤を伴う紅斑が多く認められた.
収録刊行物
-
- 日本臨床皮膚科医会雑誌
-
日本臨床皮膚科医会雑誌 35 (3), 482-487, 2018
日本臨床皮膚科医会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001288041603712
-
- NII論文ID
- 130007411775
-
- NII書誌ID
- AA1202905X
-
- ISSN
- 1882272X
- 13497758
-
- NDL書誌ID
- 029021871
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可