カラマツの天然更新地が広葉樹林化,混交林化しやすい原因の調査事例
書誌事項
- タイトル別名
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- Case studies on causative factors for the establishment of hardwood or mixed forests in naturally regenerating Japanese larch stands.
- カラマツ ノ テンネン コウシンチ ガ コウヨウジュリンカ,コンコウリンカ シヤスイ ゲンイン ノ チョウサ ジレイ
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抄録
<p>カラマツの天然更新地が広葉樹林化,広葉樹との混交林化しやすい原因についての調査事例を得るため,最近カラマツの天然更新施業が行われた林地で現況やカラマツの枯損原因の調査,ならびに天然更新した稚樹の毎年の成長量調査を行った。足寄ではすべてのカラマツの稚樹が枯損していたが,その9割以上にエゾヤチネズミによる環状の食害痕が認められた。雄武では,表土除去から4年後には広葉樹の稚樹が優占しており,カラマツの稚樹は被圧されていた。また,シラカンバやウダイカンバの稚樹のほうがカラマツの稚樹よりも成長が早かった。カラマツの天然更新地が広葉樹林化,広葉樹との混交林化しやすい理由として,カラマツがエゾヤチネズミによる食害を受けやすいこと,またシラカンバなどの広葉樹よりも成長が遅いことが指摘されているが,本研究の結果はそれらを支持する内容であった。</p>
収録刊行物
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- 森林計画学会誌
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森林計画学会誌 51 (1), 19-25, 2017-12-27
森林計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288042922240
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- NII論文ID
- 130007403380
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- NII書誌ID
- AN10385361
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- ISSN
- 21898308
- 09172017
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- NDL書誌ID
- 028813865
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可