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- 渡邉 裕美子
- 立正大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Making One Hundred Poems Every Month: The <i>Waka</i> Poetics of <i>Maigetsu-shō</i>
- 〈毎月百首を詠む〉ということ : 『毎月抄』の時代
- 〈 マイツキ ヒャクシュ オ ヨム 〉 ト イウ コト : 『 マイツキ ショウ 』 ノ ジダイ
- ――『毎月抄』の時代――
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説明
<p>一〇世紀半ばに曾禰好忠によって創始された初期百首以降、歌を百首のまとまりとして詠むということは、詠歌のひとつの「型」であったと考えられる。平安初期から室町時代まで和歌史をたどると、定数歌・続歌・着到和歌とさまざまな詠歌の枠組みが現れるが、その中で百首というまとまりで詠歌することはよく行われている。しかし、「百」という数の用いられ方を見ると、ひとりで百首を一度に詠む例ばかりではなく、時代によって変化していることもわかる。また、百首を練習に用いる例は初期百首以降よく見られるが、その修練のあり方にも時代による変遷がある。定家著か否か真偽が争われている『毎月抄』は、毎月百首を定家の許に送ってきた人への「返報」という枠組みの中で展開された歌論書で、その枠組みと密接に関わりつつ、大量の和歌を詠む稽古修道論が強調されている。和歌史に照らし合わせてみると、毎月「百首」を詠むような修練を前提とした『毎月抄』は、為家以後の和歌世界を存立基盤とすると考えられる。</p>
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 62 (7), 2-15, 2013-07-10
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288044148608
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- NII論文ID
- 130007404518
- 40019737919
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 024749867
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可