地域労働市場の構造転換と農家労働力の展開

  • 曲木 若葉
    東京農工大学/日本学術振興会特別研究員 現 農林水産政策研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Structural Change in the Local Labor Market and Development of Labor Force in Farming Households: A Case Study at Miyada Village in Nagano Prefecture over the Past 35 Years
  • 地域労働市場の構造転換と農家労働力の展開 : 長野県宮田村35年間の事例分析
  • チイキ ロウドウ シジョウ ノ コウゾウ テンカン ト ノウカ ロウドウリョク ノ テンカイ : ナガノケン ミヤダムラ 35ネンカン ノ ジレイ ブンセキ
  • 南東北における農外賃金の特徴と兼業滞留構造の後退 : 福島県・原子力被災地における急速な離農傾向と就業構造
  • ミナミトウホク ニ オケル ノウガイ チンギン ノ トクチョウ ト ケンギョウ タイリュウ コウゾウ ノ コウタイ : フクシマケン ・ ゲンシリョク ヒサイチ ニ オケル キュウソク ナ リノウ ケイコウ ト シュウギョウ コウゾウ
  • 長野県宮田村35 年間の事例分析

この論文をさがす

説明

<p>本研究では地域労働市場の中間的諸地域の1つ,長野県宮田村N集落を対象に過去4回,約35年間にわたり行われた集落悉皆調査データの分析から,地域労働市場の構造転換の実証と転換のメカニズム,および転換が農外産業の展開に与える影響を明らかにすることを課題とした.当該地域の農家労働力は農村工業化と農業の合理化政策を背景としながら,性差・世代差に伴う賃金格差を形成しながら労働力化していたが,農業と結びついた低賃金労働力が地域労働市場から退出する1980年代後半から90年代前半,地域労働市場は「東北型地域労働市場」から「近畿型地域労働市場」へと転換し,以降,製造業の外延的拡大が停滞したことが明らかとなった.</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ