無洗米における消費者の意識
書誌事項
- タイトル別名
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- Consumer awareness of non-wash rice
抄録
目的 平成28年度下水道処理人口普及率は78.3%に対し、欧米諸国では80~90%であり日本は低い傾向にある。水質汚濁原因は約7割が生活排水で、その45%が調理操作によるものである。米の研ぎ汁では窒素、リンなどの有機成分が含まれ、年間7,000tのリンが放出されるため、無洗米利用は生活排水負荷量の削減に有効であることが報告されている。無洗米の利用状況などを調査し、過去と現在の消費者の無洗米に対する意識を検討することを目的とした。<br>方法 無洗米利用について認知度、食経験など7項目のアンケートを実施した。無洗米の利用の有無によって、利用あり群と利用なし群に分け、調理作業をする人の勤務状況、無洗米の認知度、食経験等について、Mann-whitneyのU検定を行った。さらに、無洗米を利用している理由及び無洗米を利用しない理由について、北尾ら1)の結果と比較検討し、一元配置分散分析を行った。<br>結果 無洗米利用で調理者の仕事の有無の違いは見られず、家事時間の短縮を目的とした利用意識は少ないと考えられた。利用しない理由として価格が高いが多く、実際の普通米との価格差は少ないことから、消費者の過去からの固定意識を変え、無洗米の良さ、メリットを普及啓発し、水環境負荷の軽減につなげる必要性が考察された。<br>[文献]1)北尾敦子:環境にやさしい食生活―無洗米の調理特性と消費者の意識―.日調科誌,31(3)220-226.1998.
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 70 (0), 145-145, 2018
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288046194816
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- NII論文ID
- 130007420474
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可