地域在住要支援高齢者における社会活動の実態と関連する要因の検討

DOI Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Social Activity and Related Factors among Community-dwelling Frail Elders
  • チイキ ザイジュウ ヨウ シエン コウレイシャ ニ オケル シャカイ カツドウ ノ ジッタイ ト カンレン スル ヨウイン ノ ケントウ

この論文をさがす

説明

<p>目的:目的は,地域在住要支援高齢者の健康長寿の延伸に向けた社会活動の実態と関連要因を明らかにすることである.</p><p>方法:対象は,関東圏A市在住の65歳以上の者のうち,同市により無作為に抽出された要支援1・2の者,300人である.方法は,無記名自記式質問紙調査(郵送法)である.従属変数は,社会活動(社会活動尺度)であり,独立変数は,個人要因(性別,年齢,主観的健康感,世帯状況,現病歴,生活機能)および環境要因(安心生活環境,相互交流環境,家族環境,保健医療福祉情報収集源の数とその種類ほか)である.</p><p>結果:回収数は165通(回答率55.0%)であった.対象者の平均年齢は75.9±6.2歳,性別は女性が64.3%などとなっていた.対象者の社会活動得点は,平均12.3±3.8点(最小値6.0点,最大値18.0点)であり,多重ロジスティック回帰分析の結果,生活機能における「生活マネジメント」(β=0.547,p<0.05),「新機器利用」(β=0.398,p<0.05),「情報収集」(β=0.697,p<0.05)の各能力との間に有意な正の関連を認めた.</p><p></p><p>考察:要支援高齢者の社会活動の支援に向けては生活マネジメント,新機器利用,情報利活用の各要因を勘案した総合的な個別支援とともに環境づくりが必要である.</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ