CRISPR/Cas9がもたらす薬物標的解析への恩恵
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- 勝田 陽介
- 京都大学物質-細胞統合システム拠点
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説明
2013年,クリスパー・キャス9(clustered regularly interspaced short palindromic repeats/CRISPR-associated 9:CRISPR/Cas9)システムというゲノム編集を迅速かつ簡便に行える画期的な技術が報告された.このシステムは,目的のDNA配列と相同的な短いガイドRNAを設計するだけで,容易に目的遺伝子のノックイン,ノックアウト,さらには点変異の導入もでき,多くの研究者の注目を浴びている.本稿では,この CRISPR/Cas9システムとトランスクリプトーム解析を組み合わせて薬物標的を同定する手法「DrugTargetSeqR」について紹介したい.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Mali P. et al., Science, 339, 823-826 (2013).<br>2) Kasap, C. et al., Nat. Chem. Biol., 10, 626-628 (2014).<br>3) Sarah W. et al., Nat. Chem. Biol., 8, 235-237 (2012).
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 51 (5), 459-459, 2015
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288057380864
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- NII論文ID
- 130007448193
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可