新たな抗がん剤創薬標的としての低分子量Gタンパク質Arf6

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ADP-ribosylation factor6(Arf6)は,主に細胞内小胞輸送や細胞膜ダイナミクスを制御する低分子量Gタンパク質である.現在までにArf6の機能解析は精力的に展開されてきており,近年ではその個体レベルでの生理機能と疾患との関わりが徐々に明らかになってきた.本稿では,Arf6を介したシグナル伝達機構を概説し,最近になって明らかになってきた腫瘍血管新生におけるArf6の役割と創薬標的としての可能性について論じたい.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 51 (4), 310-314, 2015

    公益社団法人 日本薬学会

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