脊髄血管芽細胞腫術後に重度麻痺をきたした1例

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タイトル別名
  • Severe paralysis after spinal hemangioblastoma resection: A case report
  • 症例報告 脊髄血管芽細胞腫術後に重度麻痺をきたした1例
  • ショウレイ ホウコク セキズイ ケッカン ガ サイボウ シュ ジュツゴ ニ ジュウド マヒ オ キタシタ 1レイ

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抄録

<p>症例は60歳男性.主訴は歩行困難であった.T12以下でFrankel分類Cの脊髄障害を認めた.MRI上T11レベルの硬膜内髄外の脊髄血管芽細胞腫と診断し手術を施行した.術中腫瘍摘出直後に脊髄が腫脹し,術後Frankel分類Bへ麻痺が進行した.麻痺進行は,腫瘍が実際は髄内にも進展し,残存髄内腫瘍からの出血や,脊髄循環不全が原因と考えた.脊髄血管芽細胞腫は,腫瘍が髄内外へ進展している可能性があり注意を要する.</p>

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