脊髄障害と誤認されたC8神経根症の1例

  • 鈴木 学
    公立学校共済組合東北中央病院整形外科
  • 田中 靖久
    公立学校共済組合東北中央病院整形外科
  • 椿野 巧
    公立学校共済組合東北中央病院整形外科
  • 星川 健
    公立学校共済組合東北中央病院整形外科
  • 高橋 康平
    公立学校共済組合東北中央病院整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • C8 radiculopathy mistakenly diagnosed as cervical cord lesion: A case report
  • 症例報告 脊髄障害と誤認されたC8神経根症の1例
  • ショウレイ ホウコク セキズイ ショウガイ ト ゴニン サレタ C8 シンケイ コンショウ ノ 1レイ

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説明

<p>MRIで脊髄の圧迫が容易にわかる.しかし,その所見が無症候性であることはまれでない.本例では転倒後に上肢に麻痺が生じ,MRIで脊髄の圧迫・変形と髄内にT2強調像で高信号領域が見られたため,当初は中心性頚髄損傷と診断された.しかし,症状が片側性で,肩甲間部痛と下垂指を呈していてC8神経根症が疑われた.画像検査を追加し診断が確定された.頚椎疾患の診断では画像所見に惑わされず,問診と神経学的診察に立脚する必要がある.</p>

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