生体医工学会における男女平等参画の推進

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タイトル別名
  • We Promote Gender Equality in Japanese Society for Medical and Biological Engineering.

抄録

<p>日本における女性の参画は徐々に増加しているものの、他の先進諸国と比べて低い水準である。「世界経済フォーラム」の2017 年版「男女格差報告」によれば、日本は144 カ国中114 位で、主要7 カ国(G7)で最下位であった。また、内閣府「平成24 年版男女共同参画白書」によれば、日本の年齢階級別労働力率は未だに「M 字カーブ」を描いており、女性が結婚・出産・育児を機に一旦仕事を中断することで、20~30 代にかけて一度労働力率が落ち込んでいる。特に、研究分野における女性の参画は、日本は14.6%であり、英国の 37.8%、米国の 33.6%、ト?イツの26.8%と比べ、国際的に見て非常に遅れており、OECD 加盟国のなかで最低レベルである。今回の大会では、初めて保育室が設置されていることを皆様ご存じだろうか。筆者は、大学院から本学会に加入しているが、出産後は泊まりがけとなる学会への参加は諦めていた。ようやく我が子も中高生となり、2 年ほど前から学会へ再び参加しているが、女性研究者の数は少ないままである。今回、大会長の岡本先生のご配慮により「男女共同参画に関するシンポジウム」を企画する機会を頂き、女性研究者の一人として大変感謝している。今後、生体医工学に興味を持つ女子学生を増やし、出産後もパートナーとともに育児をしながら研究を続けることができる環境を整えていくことは、この分野の発展のために大切なことであると思われる。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual56 (Abstract), S247-S247, 2018

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288070062080
  • NII論文ID
    130007483798
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual56.s247
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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