PPGとドップラーレーダを用いた収縮期血圧のカフレス連続測定
書誌事項
- タイトル別名
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- Continuous Cuffless Measurement of Systolic Blood Pressure using PPG and Doppler Radar
説明
<p> 近年健康に対する関心が高まるにつれ、連続血圧モニタリングの重要性が高まっている。先行研究ではカフレスの連続血圧推定の方法としてPPT(pulse transit time)を用いた方法が多く研究されている。しかしPTTを取得するためにはPPG (photoplethysmography)やECG(electrocardiogram)を体の多箇所に設置するため、連続測定を行うには不向きである。また、現在体の1点のみで血圧推定を行う連続血圧計は高価であり、普及のためにはローコストであることが求められる。これより本研究ではPPG及びドップラーレーダを用いて体の1箇所のみ、または非接触で連続血圧推定を行う方法を研究した。 我々は心拍1周期の時間と収縮期血圧に関係があると考え、回帰分析を行った。心拍1周期の時間はPPG及びドップラーレーダを用いて取得した。得られた回帰式は個人差を含んでいたため、個人個人の安静時の心拍1周期の時間と収縮期血圧をパラメータとして使用することで、個人差を含まない回帰式を得た。この回帰式を用いて推定した血圧とリファレンスの血圧を比較したところ、共に相関係数0.9と十分高い値が得られた。ドップラーレーダを用いた非接触血圧測定の可能性も得られた。</p>
収録刊行物
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- 生体医工学
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生体医工学 Annual56 (Abstract), S92-S92, 2018
公益社団法人 日本生体医工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288070531712
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- NII論文ID
- 130007484010
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- ISSN
- 18814379
- 1347443X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可