スペインの劇作家アルフォンソ・サストレと検閲

書誌事項

タイトル別名
  • El dramaturgo español Alfonso Sastre y la censura
  • スペインの劇作家アルフォンソ・サストレと検閲 : 1950年代前半の作品を中心に
  • スペイン ノ ゲキ サッカ アルフォンソ ・ サストレ ト ケンエツ : 1950ネンダイ ゼンハン ノ サクヒン オ チュウシン ニ
  • ―1950 年代前半の作品を中心に―
  • ―Las obras de la primera mitad de los años cincuenta―

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説明

<p>1936年7月のスペイン内戦勃発後10日ほどして反乱軍側はすべての出版物に対する検閲を始める。その後、1938年4月に「出版法」が布告されて以降、全体主義的な検閲が約40年間続く。 多くの知識人がヨーロッパ他国やラテンアメリカ諸国に亡命する中、スペイン国内で執筆活動を続けたのがアントニオ・ブエロ・バリェホとアルフォンソ・サストレである。この二人は明暗を分けた劇作家として比較されることが多い。ブエロ・バリェホは、一作品を除いて全作品が検閲を通り、上演され、数々の賞を授与されたのに反して、サストレの作品は上演許可が下りないものや小劇場でのみ上演されるものが少なくなかった。 本稿ではサストレと検閲の関係に焦点を当て、総合公文書館に保管されている検閲書類を分析する。サストレ作品が上演禁止となったのはテキストに問題があったのか、あるいはそれ以外の理由があったのかを検閲報告書や関連文書から明らかにしたい。</p>

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