変形性膝関節症患者における疼痛および筋力とADL能力との関係

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タイトル別名
  • The Relationship between Activities of Daily Living and Pain and/or Muscle Strength in Patients with Osteoarthritis of the Knee

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変形性膝関節症患者15名(両側障害群8例,片側障害群7例)を対象とし,3大学試案膝関節機能評価表のADL(椅子からの立ち上がり,階段昇り・降り,駆け足),歩行能力の項目に基づき,ADLはそれぞれの項目で容易(以下容易群とする)とそれ以外の者(以下困難群とする),歩行能力は正常(以下正常群とする)と軽度障害以上の者(以下障害群とする)の2群に分けた。それぞれの2群間で疼痛,変形,筋力,肥満度について検討した。その結果,両側障害群,片側障害群ともに困難群,障害群で筋力の低い傾向がみられ,疼痛では困難群,障害群に疼痛の強い者がみられた。今回の結果から,膝OA患者のADL能力低下には筋力低下と疼痛の影響が示唆された

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 21 (5), 347-350, 1994-09-30

    一般社団法人日本理学療法学会連合

被引用文献 (5)*注記

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