非破壊検査装置によるシイタケ原木中の放射性セシウム濃度の調査(2 報)

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of radiocesium concentration in shiitake (Lentinula edodes) mushroom logs by nondestructive inspection methods. Part 2.
  • 非破壊検査装置によるシイタケ原木中の放射性セシウム濃度の調査(2報)栃木県内3か所の原木林原木の非破壊検査装置による放射性セシウム濃度の測定
  • ヒハカイ ケンサ ソウチ ニ ヨル シイタケ ゲンボク チュウ ノ ホウシャセイ セシウム ノウド ノ チョウサ(2ホウ)トチギ ケンナイ 3カショ ノ ゲンボクリン ゲンボク ノ ヒハカイ ケンサ ソウチ ニ ヨル ホウシャセイ セシウム ノウド ノ ソクテイ
  • -栃木県内3 か所の原木林原木の非破壊検査装置による放射性セシウム濃度の測定-
  • - Measurements of radiocesium in shiitake mushroom logs in three areas of Tochigi Prefecture by nondestructive inspection methods -

この論文をさがす

抄録

放射性Cs の沈着量の異なる栃木県内3 か所のシイタケコナラ原木について,非破壊検査装置を使用し,放射性Cs(Cs-134+Cs-137)濃度の調査をおこなったところ,さくら市では,林野庁が示す指標値(原木水分12% のとき,50 Bq/kg 以下)を上回る原木が大半であり,シイタケ原木としては使用できないことが明らかとなった.一方,市貝町では,指標値を超える原木はなかった.さらに,宇都宮市では指標値以上の原木は9.4% あった.宇都宮市の原木について表面洗浄を実施し,非破壊検査装置で再測定をおこなったところ,全体として20 Bq/kg 低減される洗浄効果が認められた. 今回の試験結果に基づき,信頼できる抜取数の計算を「最小サンプル数をt 分布から計算する方法(小標本理論による方法)」に基づきおこなった.この結果,信頼水準を95%としたとき,さくら市では202 本,宇都宮市では188 本の抜取が必要であることが示された.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ