大学女子運動選手のバーンアウト傾向とタイプA行動傾向との関連

書誌事項

タイトル別名
  • Relations between Burnout Tendency and Type A Behavior Patterns in College Women Athletes
  • ダイガク ジョシ ウンドウ センシュ ノ バーンアウト ケイコウ ト タイプ A コウドウ ケイコウ ト ノ カンレン

この論文をさがす

説明

本研究は,高校までに運動部を経験した大学生を対象にして,バーンアウト傾向とタイプA行動傾向と の関連を検討することを目的とした。スポーツ系学科に所属する女子大学生1年生から4年生までの408名に 調査票を配布し実施した。その結果,強化指定クラブに指定されている7クラブと非強化指定クラブを比較 すると, 強化指定クラブの方が,バーンアウト傾向が有意に強かった。更に,過去の運動によるけがの有 無については,高校まで運動部に所属していたが,大学では無所属の学生に占めるけがの経験率が,運動 部に所属している学生のけがの経験率よりも有意に高く,けがによって運動の継続を断念していたことが 推察できた。そこにバーンアウトの問題が介在している可能性も示唆された。また,けがの経験者の方が タイプA行動傾向の下位尺度である日本的ワーカーホリック得点が高いことが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ