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- Kodama Chiaki
- 翻訳家
Bibliographic Information
- Other Title
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- スウェーデンにおける俳句受容
- スウェーデン ニ オケル ハイク ジュヨウ
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Description
海外での俳句受容は明治初期に来日したイギリス、フランス、ドイツの外交官及び御雇外国人らによる、俳句の翻訳と解説から始まった。スウェーデンの俳句受容はアメリカでの受容より少し遅れ、1933年に初めて新聞紙上において俳句が紹介された。1999年にはスウェーデン俳句協会が設立され、季語・定型に拘らないことを基本としながらも、古典俳句を手本とし、俳句の本質を追究する姿勢で俳句集の出版、協会誌の発行、句会・講座等の活動を行っている。スウェーデン人の自然観はドイツ人などと比べ、自然に対しての共存意識や一体感があるため、自然を軸とした俳句への理解・共感を持ち易かったと思われる。また、一句の中に対立する季節の季語が同時に現われやすいのは、四季の長さがほぼ等分の日本と違って、スウェーデンでは夏と冬(光と闇) のコントラストが大きく、双方が常に人々の意識から消えないためと考えられる。
Journal
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- Japanese Journal of Northern European Studies
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Japanese Journal of Northern European Studies 4 (0), 33-45, 2008
Japan Association for Northern European Studies
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288074212608
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- NII Article ID
- 130007494921
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- NII Book ID
- AA12182603
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- ISSN
- 24334596
- 18802834
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- NDL BIB ID
- 11242939
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
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