沖縄産長命草(ボタンボウフウ)摂取による体組成および血液生化学的検査に及ぼす影響

  • 阪上 未紀
    大阪大学大学院医学系研究科 統合医療学寄附講座
  • 安枝 明日香
    大阪大学大学院医学系研究科 統合医療学寄附講座
  • 伊藤 壽記
    大阪がん循環器病予防センター
  • 大野 智
    大阪大学大学院医学系研究科 統合医療学寄附講座

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Peucedanum japonicum Thunb on Body Composition and Biochemical Examination of Blood

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抄録

ボタンボウフウ(PJT)は,脂質及び糖代謝の改善効果が動物・細胞実験で報告されている.本研究は,脂質異常境界域の方にPJTを12週間摂取させ,体組成,生化学検査の経時的変化を検討した.その結果,HbA1cは摂取前と比較して有意に低下し,体脂肪率は摂取8週後で有意に減少した.アディポネクチンは肥満者(n=7)において,摂取前と比較して摂取8週後に有意に上昇した.これらの事から,PJTは,耐糖能改善作用改善効果の可能性が示唆された.

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参考文献 (16)*注記

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