筋のモーメントアームが筋放電量に及ぼす影響

  • 山田 悠司
    池田整形外科リハビリテーション科 京都橘大学大学院健康科学研究科
  • 幸田 仁志
    関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科
  • 甲斐 義浩
    京都橘大学大学院健康科学研究科
  • 北垣 香奈
    愛生会山科病院リハビリテーション科
  • 坂井 玲菜
    愛生会山科病院リハビリテーション科
  • 来田 宣幸
    京都工芸繊維大学応用生物学部門

書誌事項

タイトル別名
  • The influence of moment arm of the muscle on myoelectric activity
  • スジ ノ モーメントアーム ガ キン ホウデンリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

<p>〔目的〕表面筋電計を用いて,筋のモーメントアームの違いが筋放電量に及ぼす影響を検討した。〔方法〕健常成人男性52名の両上肢104肢を対象とした。上腕二頭筋を被験筋とし,モーメントアームが最も長い肘関節屈曲70度,およびモーメントアームが概ね等しい25度と120度の3条件(25度条件,70度条件,120度条件)での重錘保持中の筋活動を計測した。解析項目は,各条件における重錘保持中1秒間の筋電積分値を,最大収縮時の値で正規化した値(%IEMG)とした。統計解析には,反復測定分散分析および多重比較にBonferroni 法を用い,条件間の比較を行った。〔結果〕70度条件の%IEMG は,25度条件および120度条件と比較して有意に低値を示した。また120度条件の%IEMG は,25度条件と比較して有意に低値を示した。〔結論〕筋放電量は,筋のモーメントアームの影響を考慮したうえで解釈する必要がある。</p>

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参考文献 (6)*注記

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