CアームX線透視下での人工内耳電極挿入術

  • 南 修司郎
    国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科 国立病院機構東京医療センター臨床研究センター
  • 山本 修子
    国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科 国立病院機構東京医療センター臨床研究センター
  • 加我 君孝
    国立病院機構東京医療センター臨床研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Fluoroscopically assisted cochlear implantation

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抄録

蝸牛軸の欠損を伴った重度内耳奇形の人工内耳手術の場合,電極が内耳道内に迷入する可能性がある。私たちは,Cアームを用いて透視下で正しい位置に電極を挿入することを行っている。Incomplete partition type Ⅲ(IP-Ⅲ)1例(13歳女児)とCommon Cavity 3例(1歳男児,3歳女児,5歳女児)に対してCアームX線透視下での人工内耳電極挿入を行った。IP-Ⅲの1例は,外リンパ噴出を認め,透視下にて内耳道への誤挿入を確認した。直ちに蝸牛内へ電極の修正留置を行うことができた。Common Cavityの3例は外リンパ噴出を認めず,透視下で最初から内耳内の良い位置に留置することができた。

収録刊行物

  • 頭頸部外科

    頭頸部外科 28 (2), 245-248, 2018

    特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会

参考文献 (8)*注記

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