極めて希な距骨骨折を起こした1例

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<p>【はじめに】今回極めて希な距骨骨折(Sneppen分類C型)の1例を経験したので報告する.【症例】30歳,男性.バイク走行中に軽自動車と衝突し受傷した.単純X線,CTで左距骨骨折・左第5中足骨骨折・右大腿骨顆上骨折・左橈尺骨遠位端骨折を認めた.受傷18日目に左距骨骨折に対し前方アプローチでアキュトラック4/5スクリュー®を用い骨接合術を施行した.術後よりPTB装具装着とし,術後6週間より1/3荷重,術後8週間より全荷重とした.術後6か月,独歩可能で距骨骨壊死は認めなかった.【考察】距骨骨折は,全骨折症例の約1%と希な骨折であり,Sneppenは距骨の体部骨折を6型に分類した.本症例は距骨体部矢状断骨折にあたるC型であり,渉猟し得る限りSneppen C型単独例は本邦では報告例はなかった.【まとめ】極めて希な距骨骨折に対して観血的治療で良好な成績を得た.</p>

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