新潟県上下浜海岸におけるカスプ地形の生成要因に関する研究

  • 犬飼 直之
    長岡技術科学大学 技学院環境社会基盤工学専攻
  • 塚田 佳樹
    株式会社ドーコン 環境事業本部農業部
  • 山本 浩
    長岡技術科学大学 技術支援センター教育・研究支援部門基礎教育支援グループ

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON BEACH CUSP FORMATION AT JOGEHAMA BEACH
  • ニイガタケン ジョウゲハマ カイガン ニ オケル カスプ チケイ ノ セイセイ ヨウイン ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

平成26年5月に新潟県上越市の上下浜海岸において,砂浜を遡上する波浪で5名が死亡する事故が発生した.既往研究により,事故当時の遡上波浪の挙動を現地調査や数値計算により把握し,同様な事故が発生する可能性がある波浪条件などを把握した.本研究では,過去10年間の天気図と波浪情報から,同様な波浪条件となる天気図を抽出し,同様な事故が発生する可能性がある天気図パターンを把握した.また,上下浜では波長が45mよりも小さいカスプ地形が生成している.遡上波浪はカスプ地形の窪地に集中することで,遡上時の流速や水厚が増大し,事故発生の可能性が増大する恐れがあるが,このカスプ地形がどのような波浪条件などで生成されるかは検討されていなかった.そこで.本研究では,上下浜のカスプ地形が生成される波浪や地形条件を把握した.

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