鳥取・島根沿岸の汀線と後背地の変化

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タイトル別名
  • CHANGE IN THE SHORELINE AND HINTERLAND OF TOTTORI/SHIMANE COAST
  • トットリ ・ シマネ エンガン ノ テイセン ト コウハイチ ノ ヘンカ

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抄録

環境省がホームページで公開している沿岸域調査データから,鳥取県及び島根県の砂浜・泥浜海岸173kmを対象に,各海岸の特性や同一漂砂系に分類した地区海岸の後背地(砂浜から海岸林までの幅100~500m)を含む土地被覆状況等の変化とその要因を考察した.その結果,海浜変形の多くは港湾・漁港等の建設による周辺海岸からの土砂移動や河川・崖からの供給土砂の減少によるものであり,また砂浜面積と砂丘植生面積の縮小が相互に関係していることが把握できた.一方,生物が生育生息する基盤環境は砂浜幅に加えて地盤高も関係することから,今後は当調査結果に標高や水深の情報を付加して,3次元の解析を行うとともに,養浜等で砂浜が回復した海岸については情報の更新が必要とされた.

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