シリカ粒子表面のグリシドキシ基含有シランカップリング剤処理層の構造解析

  • 堤 亮太
    大阪工業大学工学部応用化学科
  • 岡田 駿
    大阪工業大学工学部応用化学科
  • 藤井 秀司
    大阪工業大学工学部応用化学科 大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター
  • 中村 吉伸
    大阪工業大学工学部応用化学科 大阪工業大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Structure of Surface-Treated Layer withGlycidoxy-Functional Silane Coupling Agenton Silica Particles
  • シリカ リュウシ ヒョウメン ノ グリシドキシキ ガンユウ シランカップリングザイ ショリソウ ノ コウゾウ カイセキ

この論文をさがす

説明

<p>3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン( GPTMS) でシリカ粒子の表面処理を行い,その熱重量(TG) 分析による重量減少カーブから処理層のキャラクタリゼーションを検討した。このために,アルコール洗浄前後の処理粒子,モノマー状GPTMS やGPTMS のオリゴマーのTG カーブを比較した。処理粒子のTG カーブは,3 段階の重量減少を示した。アルコール洗浄後の処理粒子とオリゴマーのTG カーブは,第3 段のみであった。表面処理粒子のTG カーブの各段の成分は,以下であると考えた。第1 段は物理吸着GPTMS 分子の蒸発,第3 段は,化学吸着と物理吸着のオリゴマー,および化学吸着したGPTMS 分子である。第2 段は,表面と水素結合を形成したGPTMS 分子と推定した。アルコール洗浄前後のTG カーブの比較は,処理層のキャラクタリゼーションに有用であることが分った。</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ