言語音の認識が難しい高次脳機能障がい者が理解しやすい災害放送とは?

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タイトル別名
  • What kind of emergency broadcastings on disasters are easier for persons with neuropsychological impairments who have difficulty with the spoken language to understand
  • 言語音の認識が難しい高次脳機能障がい者が理解しやすい災害放送とは? : 肉声への非言語情報の付加に注目して
  • ゲンゴオン ノ ニンシキ ガ ムズカシイ コウジ ノウ キノウ ショウガイシャ ガ リカイ シヤスイ サイガイ ホウソウ トワ? : ニクセイ エ ノ ヒゲンゴ ジョウホウ ノ フカ ニ チュウモク シテ
  • 肉声への非言語情報の付加に注目して
  • Attention to presence/absence of nonverbal information in real voice

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抄録

<p>緊急災害放送では、高次脳機能障がい者は、音が聞こえても内容を認識できないことがあるらしい。その実態を確かめるために高次脳機能障がい者を対象に聴覚実験を行った。実験には障がい者のべ32名、非障がい者のべ20名が参加した。設問は①「棒読み」と「リズムを強調した読み」、②「棒読み」と「棒読み」にチャイムを付加した場合、③「朗読」と「歌」で、それぞれどちらが理解しやすいかを聞いた。①から、女性発話者の「リズムを強調した読み」が理解しやすいとした回答が多かった。②で障がい者はチャイムの有無が十分認識できなかった。③は多くが「歌」が理解しやすいと回答した。今後は、緊急災害放送において男女が交互にアナウンスするなどの工夫をし、現在のチャイムでは高次脳機能障がい者の注意喚起ができないので、アラームの工夫が必要である。</p>

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