調理時に発生する食品ロスの実態と原因
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- 野々村 真希
- 安田女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- What parts of the food are wasted during cooking at home and why they are wasted?
説明
家庭の食品ロスの中で調理時のロスは大きな割合を占める。本研究は調理時のロスの実態や原因となる事情・消費者意識を詳細に探ることを課題とし、消費者の調理行動観察調査およびインタビュー調査を実施した。日本食品標準成分表に記載されている廃棄部位や廃棄率を用いて調査結果を分析し、調理ロス量を算出した結果、調理ロスのうち大きな割合を占めるのは、たまねぎ表層・頭部・底盤部付近などの「不可食部付近の可食部」や、にんじん表層など「人・場合によって除去されることがある可食部」、そして「劣化部分」の除去であることが明らかになった。不可食部付近の可食部や人・場合によって除去される可食部は、特段の理由なく無意識的に除去される場合もあったが、食感が悪い、土がついている、農薬が心配、調理や洗浄の手間を省きたい、見た目を良くしたいなどの意識や、適当な除去の技術や知識の不足から除去される場合もあることが特定された。
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 29 (0), 107-, 2018
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288095869184
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- NII論文ID
- 130007540563
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可