ICTを活用した1型糖尿病をもつ子どもへの継続支援の効果

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タイトル別名
  • Efficacy of continuous nursing intervention utilizing ICT for children with type 1 diabetes
  • ICT オ カツヨウ シタ 1ガタ トウニョウビョウ オ モツ コドモ エ ノ ケイゾク シエン ノ コウカ

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説明

<p> 本研究の目的は、療養行動の習得が必要な1型糖尿病の子どもにICTを活用した継続支援を行い、その効果を検討することである。8歳~15歳の子ども9名を対象に、糖尿病管理アプリ (e-SMBG) をダウンロードしたタブレット型携帯端末を貸与し、血糖値やインスリン量の入力を依頼した。子どもが入力したデータを閲覧し、 「看護介入の指針」 に沿った継続支援を約2か月間行った。介入前後のHbA1c値、糖尿病セルフケア行動尺度、QOL尺度の得点を、t検定、Wilcoxonの符号付順位検定を用いて分析した結果、HbA1c値は有意に低下し、QOL尺度は介入終了2か月後に得点の上昇を認めた。ICTの活用は生活に即したタイムリーな指導や支援に役立ち、療養行動の自立に向けて子どもの 「やる気」 や 「気付き」 を引き出すことにもつながった。また、心理的な問題をもち長期的介入が必要な場面において、有効に活用できることが示唆された。</p>

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