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- 佐々木 降文
- 日興フィナンシャル・インテリジェンス年金研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- タイショク キュウフ カイケイ ニ オケル ワリビキリツ ノ ケッテイ ヨウイン
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抄録
<p>本稿は,利益管理の視点から,我が国の退職給付会計における割引率の決定要因を実証的に分析する.我が国の退職給付会計においては,(1)巨額の積立不足が企業収益や資金繰りを圧迫していること,(2)会計基準における割引率選択の裁量か大きいこと,(3)投資家の退職給付会計に対する理解が不十分である可能性があること,(4)代行部分という特殊な債務が退職給付債務に含まれていることから,高い割引率を設定し会計数値を良く見せようとする誘因が強まる句能性がある.実証分析の結果,経常者が将米の費用負担や資金負担を小さく見せたり,足元の利益率を高く見せるために高い割引率を選択している可能性が示唆された.また,退職給付債務に代行部分が合まれている企業で高い割引率が選択される傾向があることも示された.</p>
収録刊行物
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- 現代ファイナンス
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現代ファイナンス 18 (0), 119-139, 2005-09-30
日本ファイナンス学会 MPTフォーラム
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288097864576
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- NII論文ID
- 130007528258
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- NII書誌ID
- AA11480424
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- ISSN
- 24334464
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- NDL書誌ID
- 7826782
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可