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- 大野 弘明
- 東京国際大学経済学部
書誌事項
- タイトル別名
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- カラウリ キセイ ノ カブカ アンテイカ キノウ
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抄録
<p>サブプライムローン危機以降,各国で空売り規制が一時的に強化された.本稿は,ポジティブフィードバック投資家,情報劣位の投資家,及び,情報優位の合理的投資家が併存する経済環境における各個人の消費配分を閉形式解で特徴付け,一時的な空売り規制の導入について分析する.得られる結論として,このような経済環境でば情報劣位者から情報優位者への富の移転,及び,ポジティブフィードバック投資家から情報優位者及び情報劣位者への富の移転が生じる.適切なタイミングでの一時的な空売り規制の導入は,このような情報格差及び投資スタイルに基づいた富の移転を排除すること,また,株価の情報効率性こそ低下するものの,価格の安定化に貢献することを示す.</p>
収録刊行物
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- 現代ファイナンス
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現代ファイナンス 28 (0), 3-15, 2010-09-30
日本ファイナンス学会 MPTフォーラム
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288097868416
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- NII論文ID
- 130007528280
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- NII書誌ID
- AA11480424
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- ISSN
- 24334464
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- NDL書誌ID
- 10861472
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可