書誌事項
- タイトル別名
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- Charcteristics of Urushiol Film Cured by UV Irradiation
説明
<p>漆液は主にウルシオールから成り立っていて,一般にラッカーゼという酵素によって室温で長時間かけて硬化させている。本研究ではウルシオールを漆液からアセトンで抽出した後,紫外線(UV)による硬化を試みた。その結果,UV 照射が低出力であってもウルシオールは迅速に硬化した。硬化したフィルムの色は明るく,漆器にとって好ましい状態をもたらした。ウルシオールの硬化機構について赤外分光法(IR)とX 線光電子分光法(XPS)で検討した。その結果硬化反応は極表面の酸化を伴ったラジカル重合であると結論した。</p>
収録刊行物
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- Journal of The Adhesion Society of Japan
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Journal of The Adhesion Society of Japan 52 (12), 365-371, 2016-12-01
一般社団法人 日本接着学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288097946240
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- NII論文ID
- 130007431805
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- ISSN
- 21874816
- 09164812
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可