平均実滞留時間最小化のバックワード・スケジューリング : ジャストインタイム生産方式におけるスケジューリング(第1報)

書誌事項

タイトル別名
  • Backward Scheduling Algorithm to Minimize the Actual Mean Flow Time

説明

近年, 多くの企業に導入されつつあるジャストインタイム生産方式の下では, ジョブの滞留時間は, 各ジョブのスケジュール上の生産開始時刻からそれぞれの納期までに一致する.本報文では, この時間を実滞留時間とよび, すべてのジョブについての実滞留時間の平均値を最小にするバックワード・スケジューリング法について論じる.基本モデルとして, 納期がすべてのジョブで同一の単一工程モデルを対象に, まず, 段取時間がジョブの順序づけに依存しない場合を検討し, これを基礎に段取時間がジョブの順序づけに依存する場合の最適解法を提案する.前者の場合にはLPTスケジュールが最適となることを示す.後者の場合は, 最新ノード探索手順を用いた分岐限界法による最適化アルゴリズムをC言語でコード化し, パーソナル・コンピュータを用いて, 計算時間や試行解の性質を明らかにする.

収録刊行物

  • 日本経営工学会誌

    日本経営工学会誌 39 (4), 239-246, 1988-10-15

    公益社団法人 日本経営工学会

被引用文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288099295232
  • NII論文ID
    110003934915
  • DOI
    10.11221/jimapre.39.4_239
  • ISSN
    24329983
    03864812
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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