高齢者眼疾患と転倒

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  • Vision Impairment in Elderly and Fall
  • コウレイシャガン シッカン ト テントウ

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抄録

<p>白内障,緑内障,加齢黄斑変性などの眼疾患は視機能障害をきたす眼疾患である.白内障は手術により視機能を回復できるものの,加齢黄斑変性では完全に視機能を回復することは難しく,また緑内障の視野障害/視力障害は不可逆性である.安全な歩行や体勢の維持に正常な視機能が不可欠であることは想像しやすい.眼疾患の多くは加齢がリスク要因であり,多くの高齢者が眼疾患による視機能障害とともに日常生活を送っていると思われる.転倒は高齢者の不慮の事故死の第2位の原因であり,眼疾患の予防により転倒予防が可能であるかは大きな問題である.本報告では白内障,緑内障,加齢黄斑変性と転倒の関係について述べた過去の報告を総括したいと考えている.</p>

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参考文献 (24)*注記

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