波付き管水田魚道の可能性

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  • The Potential of Paddy Field Fishways Using Corrugated Pipes
  • ナミツキ カン スイデン ギョドウ ノ カノウセイ

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抄録

<p>圃場整備は,農地の生産性を飛躍的に向上させた一方で,水田-排水路間の落差の形成により生態環境に負の影響を与え,水田で繁殖するドジョウの移動を阻害している。本報では,筆者らが開発したドジョウの移動を可能にする波付き管水田魚道の遡上性能および普及性を評価するとともに,普及に向けた今後の課題を検討した。その結果,波付き管水田魚道は,小さい通水量で高い遡上性能を発揮することが分かり,営農への影響が小さい水田魚道であることが示された。また,材料費も安価であり,施工性も良いため,高い普及性を備えている。今後の普及に向けて,適切な設置条件の解明や通水量調整装置の開発など現地の実状に対応した検討が必要である。</p>

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