補強土壁を併用した高盛土の施工時に発生した変形の原因解明と対策工に関する事例研究

DOI HANDLE Web Site Web Site 被引用文献1件 オープンアクセス
  • 許 晋碩
    協和設計株式会社, 本社設計部 課長(大阪府茨木市丑寅2-1-34)
  • 澁谷 啓
    神戸大学大学院工学研究科 市民工学専攻 教授(兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1
  • 野並 賢
    神戸市立工業高等専門学校 都市工学科 准教授(神戸市西区学園東町8-3)
  • 白 濟民
    神戸大学大学院工学研究科 市民工学専攻 学術研究員(兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)
  • 丁 經凡
    神戸大学大学院工学研究科 市民工学専攻 学術研究員(兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)
  • 黄 雲植
    悠久E&C株式会社 代表取締役社長(京畿道河南市漕艇大路150河南ITECO950号)

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE STUDY ON CAUSES AND COUNTERMEASURES OF A LARGELY DEFORMED GEOTEXTILE-REINFORCED SOIL RETAINING WALL WITH HIGH EMBANKMENT UNDER CONSTURUCTION
  • ホキョウ ドヘキ オ ヘイヨウシタ コウモリド ノ セコウジ ニ ハッセイシタ ヘンケイ ノ ゲンイン カイメイ ト タイサクコウ ニ カンスル ジレイ ケンキュウ
  • ホキョウ ドヘキ オ ヘイヨウ シタ コウモリツチ ノ セコウジ ニ ハッセイ シタ ヘンケイ ノ ゲンイン カイメイ ト タイサクコウ ニ カンスル ジレイ ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

本論文は,兵庫県内の県道の線形改良事業で建設された約 20m のジオテキスタイル補強土壁を含む高 さ約 45m の高盛土に発生した工事中の変形原因とその対策について述べている.当該補強土壁は施工中 に壁面のはらみ出し量が 15cm を超える大変形が発生した。変状の原因解明のため実施した表面波探査お よびボーリング調査と,盛土材を用いた室内試験により,補強土壁および背面盛土の現況を詳細に調査し た.次に施工履歴および調査結果を反映した変形解析を実施し,原位置挙動を再現し得る数値モデルを作 成し,高盛土の変形量を予測したところ,嵩上げ盛土工事によりジオテキスタイルの破断が予測された. そこで,安全に高盛土を築造するため対策工の検討を行い,工事再開のための施工管理基準を提示した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ