04生-25-ポ-11 女子学生におけるラジオ体操のトレーニング効果について(第2報)

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タイトル別名
  • 運動群と非運動群の実験前後比較

抄録

<p> ラジオ体操は約80年以上の歴史を有する取り組みとして、我が国では一般的に様々な年齢層(子ども~高齢者)で親しまれている。そこで本研究では、健康な女子大学生(21歳~22歳)を対象に「ラジオ体操」を3ヶ月間にわたって実施することにより、運動群(4名)と非運動群(4名)の実験前後の新体力テストをそれぞれ比較したうえで、ラジオ体操に関するトレーニング効果(運動機能)について明らかにすることを目的とした。その結果、身体的特徴は運動群の体脂肪率(p<0.05)にのみ「体格」の変化が見られた。また、運動群の実験前後においては、「握力(p<0.05)」、「立ち幅とび(p<0.05)」、「SST-R(p<0.05)」などの体力測定値が有意に高かった。非運動群に関しては、「反復横とび(p<0.05)」にのみ有意な結果が得られた。これらのことから、ラジオ体操における運動群と非運動群の実験前後をそれぞれ比較した特徴として、運動群は「筋力・筋パワー(瞬発力)・全身持久力」などの行動体力、非運動群は「敏捷性」の行動体力にのみ影響を与えていることが明らかとなった。つまり、運動習慣の有無が運動機能に与える効果には、それぞれ差異が生じていることが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288108712448
  • NII論文ID
    130007581241
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.129_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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