05バ-24-ポ-06 スプリントにおける股関節筋の活動タイミングの特徴

DOI

Description

<p> 【目的】スプリントにおける股関節筋の筋活動の特徴を明らかにすることを目的とした。【方法】被験者は男子陸上競技短距離選手18名であった。最大努力による50m走中の大腿直筋(RF)と大腿二頭筋(BF)の表面筋電図を取得した。接地からその脚が再び接地する直前までを走の1サイクルとし、測定区間(20m)に要した8~10歩(4~5サイクル)を分析対象とした。筋電データはそれぞれのサイクル時間に合わせて規格化した。そして1サイクルにおけるRFおよびBFの活動タイミングおよび走速度とのピアソンの積率相関係数をそれぞれ算出した。【結果】走速度は9.88 ± 0.6m/s(最大値:10.99 m/s、最小値:9.30 m/s)であった。走速度の高い選手は、離地時にBFの活動が終了するタイミングが早く(r = 0.553)、スウィング期においてRFが活動し始めるタイミング(r = 0.637)とそれが終了するタイミングが早かった(r = 0.527)。さらに、スウィング期後半でBFが活動し始めるタイミングも走速度の高い選手ほど早かった(r = 0.621)。【結論】走速度の高い選手は、1サイクルにおいて股関節筋であるRFおよびBFの活動タイミングが早いことが示唆された。</p>

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001288108717184
  • NII Article ID
    130007581297
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.138_3
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

Report a problem

Back to top