03心-24-ポ-38 キャプテン経験をどのように意味づけるのか
抄録
<p> キャプテン経験は、その後の生活にどのように役に立てることができるのだろうか。この疑問を解決すべく、「キャプテン経験をどのように意味づけるのか」というリサーチ・クエスチョン(Research Question:RQ)を設定し、質的なアプローチを行う。キャプテンは様々な問題に遭遇する。例えば、役割が違うことによるチームメイトとの衝突、監督とチームメイト間の中立的な立場での板挟み状態、キャプテンとしての自身の存在意義についての葛藤が挙げられる。そして、それらの克服が、キャプテンとしての自己の成長・成熟を促すことになる。そこで、本研究では、キャプテン経験時の振り返りの語りから分析を実施し、心理的変容を可視化し、検討を行う。具体的には、運動部活動においてキャプテン経験のある選手7名(男性6名、女性1名)を対象に、1対1形式の半構造化インタビューを実施した。そして、得られた語りをデータとし、グラウンデッド・セオリー・アプローチ(Grounded Theory Approach:GTA)を参考に分析を行い、発展継承可能で有益な仮説的知見を導き出すことを目指し、現場に向けて提言を行うことを目的とした。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 69 (0), 108_1-108_1, 2018
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288110737152
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- NII論文ID
- 130007581172
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可