14介-25-口-01 客観的評価による肥満および座位行動と身体活動との関係

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抄録

<p> 身体活動の強度や活動量の相違が肥満や座りすぎにどのように関係するかについては、様々な視点からのエビデンスの蓄積がまだ必要とされている。本研究では、体脂肪率や座位行動と身体活動の強度や活動量との関連性を検討した。勤労者を対象に男女95名に対して、体脂肪率計測にはInBody、身体活動計測には3軸加速度計を用いた。1週間のうち、装着時間600分以上/ 日が3日間以上である測定値を有効データとして採用した。1日の歩数は10秒単位で評価し、歩行および生活活動Exをそれぞれ総計して身体活動量を計算した。また、Global Physical Activity Questionnaireを用いて、身体活動強度に係る仕事、移動、余暇的活動別の身体活動の状況、および座位行動に関する情報を得た。結果は、体脂肪率に対して負の相関がみられた項目は、歩行Exおよび歩数、余暇的身体活動、座位行動に対して負の相関がみられた項目は、歩行Exおよび歩数、生活活動を含めた総Ex、仕事での身体活動であった。このことから、肥満(体脂肪)を減少させるためには歩行および余暇的身体活動が、座りすぎを減らすには、1日の総Exおよび仕事での身体活動を増やすことが、それぞれ有効であると示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288110770304
  • NII論文ID
    130007581647
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.298_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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