14介-25-口-07 中年期女性の骨指標に対する動脈硬化指標と歩行性及び非歩行性身体活動量の関係

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タイトル別名
  • 被験者特性に応じた骨粗しょう症予防に関連する要因の検討

抄録

<p> 本研究は、中年期女性を対象に骨指標に対する動脈硬化指標と歩行性及び非歩行性身体活動量との関係について検討することを目的とした。対象は40歳以上65歳未満の中年期日本人女性29名とした。対象者は上腕-足首脈波伝搬速度を用いて、1400cm/s以上をHigh群及び1400cm/s未満をLow群に分類した。骨指標はDXA法を用いて、全身及び腕、脚、体幹を測定した。身体活動量の計測は、3軸加速度計(オムロンヘルスケア社)を用いた。全被験者を対象に年齢を共変量とした偏相関分析を行った結果、全身及び局所骨塩量と中高強度の歩行性身体活動量との間に有意な正の相関が認められた(r=0.523~0.671、P<0.05)。また、各群別に同様の分析を行ったところ、High群においては全被験者と同様の結果が得られたが(r=0.849~0.912、P<0.05)、Low群では有意な相関は認められなかった。いずれの分析においても非歩行性身体活動量と骨指標に有意な相関は認められなかった。本研究の結果から、動脈硬化指標が高い中年期女性においては、骨指標に対して歩行性身体活動量の増加が有効である可能性が示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288110772480
  • NII論文ID
    130007581634
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.300_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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