分子標的薬の適正使用と副作用対策
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- 嶋田 明
- 岡山大学病院小児血液・腫瘍科
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説明
<p>2001年に国内での分子標的薬の登場以来,成人では数多くの分子標的薬が臨床応用されている.一方,小児がん領域での適応疾患は少ないものの,使用される分子標的薬も増加してきている.従来の化学療法剤に比べて,分子標的薬は副作用が少ないのではなく,製剤毎に化学療法剤とは異なった副作用が存在する.また分子標的薬単独投与は比較的骨髄抑制は軽度であるが,化学療法との併用では重篤となる可能性があり,注意が必要である.今後分子標的薬が小児でも適応が拡大され,適切に使用されていくことが望ましいと考える.</p>
収録刊行物
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- 日本小児血液・がん学会雑誌
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日本小児血液・がん学会雑誌 55 (5), 366-370, 2018
日本小児血液・がん学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288112736768
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- NII論文ID
- 130007580462
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- ISSN
- 21895384
- 2187011X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可