食塩摂取状況アンケートおよび食塩味覚感受性評価の報告 ~鹿児島市CKD啓発イベント参加者を対象として~

DOI オープンアクセス
  • 有村 恵美
    鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議 鹿児島県立短期大学 生活科学科 食物栄養専攻
  • 大山 律子
    鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議 鹿児島県栄養士会
  • 町田 美由紀
    鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議 鹿児島県栄養士会
  • 日高 宏実
    鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議
  • 阿部 正治
    鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議 鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 衛生学・健康増進医学
  • 中熊 美和
    鹿児島県立短期大学 生活科学科 食物栄養専攻
  • 堀内 正久
    鹿児島市CKD予防ネットワークプロジェクト会議 鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 衛生学・健康増進医学

書誌事項

タイトル別名
  • Salt intake questionnaire and salt taste sensitivity test for the volunteers participating in a CKD enlightenment event in Kagoshima city

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説明

<p>慢性腎臓病(CKD)啓発イベント「世界腎臓デー in かごしま」にて、食塩摂取状況アンケートと食塩味覚感受性評価(ソルセイブ検査)を実施した。対象者は、自主的に参加された172人(男性59人:平均年齢 55.5±14.8歳、女性113人:平均年齢50.8±19.3歳)であった。単変量解析では、食塩感受性低値者 は、高値者に比べて男性割合・年齢・薬剤服用者割合・漬物摂取頻度が有意に高かった。多変量解析(ロジスティック回帰分析)では、食塩味覚感受性と関連する因子として性別、年齢が認められた。食塩味覚感受性と性別、年齢との関係は知られており、本検討によって、試験そのものの有用性が確認できたと示唆された。体験型のソルセイブ検査により、食塩味覚感受性が低いと分かった方は、その結果を踏まえて今後の食生活に注意を払うことが可能となることは有意義であると思われた。このようなCKD啓発イベントを通じて、参加者に質の高い情報や経験を与えることは、食塩味覚感受性保持と減塩への関心を高めることにつながる可能性が考えられた。</p>

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