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- トーマス ニューホール
- The University of Tokyo
書誌事項
- タイトル別名
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- Doctrinal Debate in Tang-dynasty Vinaya Commentaries: The “Substance of the Precepts” in the Works of Fali, Daoxuan, and Huaisu
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抄録
<p>中国の初唐(6–7世紀)において,三人の学僧である相州の日光寺の法礪(569–635),終南山の豊徳寺の道宣(596–667)と京の長安の崇福寺の東塔の懐素(634–707)が,『四分律』に対する注釈書を執筆し,それぞれ相部宗,南山宗,東塔宗という三つの戒律学の系統が形成される.</p><p>本稿では,各者の論書に見える戒体論の内容と相違点を考察する.結果として,道宣は初め『行事鈔』において『成実論』による「非色非心説」を用い,後に『羯磨疏』では「種子戒体説」を主張するのに対して,法礪と懐素は有部系の「色法戒体説」を主張するようである.法礪と懐素の戒体論については,さらなる検討の余地があるが,三人は皆四分律宗の伝統的な解釈の拠り所とされる『成実論』の説を批判するので,当時には『成実論』を律宗の解釈では用い難くなっていたのではなかろうか.</p>
収録刊行物
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- 印度學佛教學研究
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印度學佛教學研究 66 (3), 1157-1161, 2018-03-25
日本印度学仏教学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288117657088
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- NII論文ID
- 130007557279
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- NII書誌ID
- AN00018579
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- ISSN
- 18840051
- 00194344
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- NDL書誌ID
- 028913020
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可