IA-2 抗体の高感度検出法(ICT-EIA 法)の開発と 長期罹病若年性1 型糖尿病患者における 3 種膵島関連自己抗体(GADA<b>,</b>IA-2A<b>,</b>IAA)の検出について

書誌事項

タイトル別名
  • Development of highly sensitive enzyme immunoassay (ICT-EIA) for IA-2 autoantibody and application for detection of three islet-specific autoantibodies ( GADA, IA-2A and IAA) in type I diabetes mellitus
  • IA-2抗体の高感度検出法(ICT-EIA法)の開発と長期罹病若年性1型糖尿病患者における3種膵島関連自己抗体(GADA, IA-2A, IAA)の検出について
  • IA-2 コウタイ ノ コウカンド ケンシュツホウ(ICT-EIAホウ)ノ カイハツ ト チョウキリビョウ ジャクネンセイ 1ガタ トウニョウビョウ カンジャ ニ オケル 3シュスイトウ カンレン ジコ コウタイ(GADA, IA-2A, IAA)ノ ケンシュツ ニ ツイテ

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抄録

<p>【目的】膵島関連自己抗体(IAAGADAIA-2A)の検出は1 型糖尿病の診断や発症予知に極めて有用であるが各 抗体で陽性率の高い時期が異なり1 種の抗体測定では陽性者を見落としてしまう。そのため3 種の抗体を測定す ることが1 型糖尿病の診断精度向上のために重要となる。そこでIA-2Aの高感度測定法(ICT-EIA法)を開発し開発済みのIAAGADA測定法と共に長期罹病若年性1 型糖尿病患者血清の測定を試みた。 【対象】若年発症1 型糖尿病患者76 人年齢19 ~46 歳罹患期間11 ~40 年全例インスリン治療者で尿中C-ペプチド陽性者は3 名。血清中のIAAGADAIA-2AをICT-EIA法を用い測定した。 【結果】今回開発したIA-2A測定系は従来のELISA法の100 倍高感度であった。次に長期罹病若年性1 型糖尿病患者ではIAA 60.5%GADA 47.4%IA-2A 10.5%であった。またいずれかの抗体陽性率は77.6%であり30 年以上の罹病患者においても64.3%と高い陽性率を認めその診断的意義が高いことが示された。</p>

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