貯水池の周辺流域土壌におけるマンガン及び全りんに着目した影響要因分析

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タイトル別名
  • INFLUENCE FACTOR ANALYSIS IN A RESERVOIR CATCHMENT AREA FOCUSING ON MANGANESE AND TOTAL PHOSPHORUS IN SOILS
  • チョスイチ ノ シュウヘン リュウイキ ドジョウ ニ オケル マンガン オヨビ ゼンリン ニ チャクモク シタ エイキョウ ヨウイン ブンセキ

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説明

閉鎖性水域である貯水池は流入河川の影響を受け,水質が変化しやすいため,流入河川の水質を良好に保つことが必要である.そのため河川流域から,土壌と挙動を共にするマンガンおよびリンの流出を防ぐことで水道原水中のマンガンの高濃度化およびアオコ発生の抑制に寄与できると考えられる.そこで本論文では,小河内貯水池に流入する河川の流域土壌に着目した.まず,土壌中マンガンおよび全リンの含有量を測定し,重回帰分析で推定式を構築することで各成分の影響要因を把握した.その結果,全リン含有量を目的変数とする推定式の第一説明変数要因は強熱減量となったため,全リンと有機物の関係性が特に強いことが分かった.また,流域中の植生や傾斜角度との相関関係を把握した結果,特に全リンと広葉樹の間で強い関係性があることが示唆された.

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