リンゴの丸むき操作における巧拙と包丁操作の関係(3)
書誌事項
- タイトル別名
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- Fine motor skills for peeling a whole apple with a kitchen knife Vol.3
説明
【目的】先行研究でリンゴの丸むき操作が巧みな者と稚拙な者では、包丁の持ち方、包丁の角度、包丁を持つ手の親指の動きが異なっていること。また、巧みな者は、利き手の親指が3~4回動いたあとに、リンゴを持つ手が1回という規則的な動きをすることを見出し、本学会で発表している。本年度は、それらのポイントを押さえた上で教授方法を考案し、それをもとに指導することで、包丁操作が効率良く上達されることを目的として研究を行った。<br>【方法】食物系学科の女子大生を対象として調査を行った。1年次後期の調理実習で、リンゴの丸むき技術の度合い(初期)を調査した。包丁の持ち方、構え方の観察も行った。2年次前期の調理実習において、技術が向上したか否かを調査した。リンゴを1個むきその状態(指導前)を観察した後、包丁の持ち方、角度、親指の動かし方、両手の関係性について説明し、包丁にカバーをつけた状態で7分間の練習を行った。続けて、リンゴを1個を剥いてその状態(指導後)を観察した。最終の授業において、再度の調査を行った。(修了時)<br>【結果】初期と修了時の状態には差があり、平均して技術の向上が見られた。指導前と指導後では、短い練習ながら上達の見られた被検者がいたが、皮の長さが減少している被検者も確認された。それらの違いは、指導前の包丁の持ち方によるところが大きいと考えられた。巧みな者と同じように指導前から持っていた被験者は包丁の角度等の指導により、コツをつかめたが、独特な持ち方をしていた被験者は、持ち方を変えたことで包丁が安定せず、皮が切れてしまったと考えられた。この結果から、正しい包丁の持ち方を指導することが大切であると考えられた。
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 110-, 2018
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288128031744
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- NII論文ID
- 130007479130
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可