打音診断技術を活用したグラウンドアンカーのあらたな緊張力計測手法に関する実験的研究

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY FOR ESTIMATING TENSION FORCE OF GROUND ANCHORS BY HAMMERING TECHNOLOGY

抄録

切土のり面などの安定化策として用いられているグラウンドアンカー(以下,「アンカー」という)の点検・管理にあたっては,リフトオフ試験により残存引張り力(以下,「緊張力」という)の計測が実施されてはいるが,その代替となる簡易な緊張力計測手法の開発が必要とされている.本研究では,原子力発電所施設などのアンカーボルトを対象とした非破壊検査で実用化されているAcoustic Emissionセンサを用いた打音診断技術に着目し,それを応用した緊張力計測手法(以下,「本技術」という)の開発に向けた検討を行ってきた.本稿は,ネジ式定着のアンカーに対し緊張力評価への適用を試みるにあたり,室内実験,FEM解析および緊張力の現地計測結果をもとに,本技術における適用性の評価・検証ならびに課題抽出を行ったものである.

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