短期絶食の脳疲労解消効果 : 肥満への応用
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of short-term starvation on relief of "brain fatigue"and its application for obesity
説明
新たな症病発症仮説である「脳疲労(Brain fatigue)」とそれに対する治療仮説である「脳指向型自己調整システム=Brain Oriented Oneself Care System(BOOCS)」を用いてその減量効果を肥満者26名において検討した。また、治療当初に3日間の絶食期間を設け、「BOOCS」による「脳疲労」解消効果を高めることにした。治療1ヶ月後に、体重、体格指数(BMI), 体脂肪率は、それぞれ平均3.6kg, 1.3, 2.2%, 有意に(p<0.01)減少した。また中性脂肪も28.9mg/dl減少した(p<0.05)。その他の指標には、有意な変化は見られなかったが、悪化したものはなかった。また、被験者はいずれも疲労感が減少し、味覚が正常化するものが多かった。これらの結果は、短期絶食法を「BOOCS」に取り入れることにより「脳疲労」が容易に解消することを示唆する。
収録刊行物
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- 国際生命情報科学会誌
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国際生命情報科学会誌 16 (2), 284-290, 1998-09-01
国際生命情報科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288135023488
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- NII論文ID
- 110001091718
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- ISSN
- 24240761
- 13419226
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可