高齢者のインターネットの使用が社会的活動及び精神的健康に及ぼす影響の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- The effects of Internet use on social activities and psychological health among the elderly
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説明
本研究では,60代から80代の高齢者1000名を対象に調査を行い,高齢者のインターネット(以下,ネット)の使用状況を年代別に検討し,ネットの使用が社会的活動及び精神的健康に及ぼす影響関係を検討することを目的とした。その結果,使用状況として,年代によりネットの使用に差異がみられ,年代が高いほど通話を多く行う一方,年代が低いほどSNSや携帯電話でのネットの使用が多いこと等が認められた。また,ネットの使用が社会的活動及び精神的健康に及ぼす影響として,60代の一部のネットの使用を除き,おおむね,ネットの使用が多いほど社会的活動が促進すること,社会的活動の中で,外出頻度が多いほど精神的健康が高まること等が認められた。とりわけ70代,80代では,ネットの使用が多いほど,社会的活動を介して,精神的健康が向上することが示唆された。
収録刊行物
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- 情報メディア研究
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情報メディア研究 18 (1), 1-12, 2019-05-10
情報メディア学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288135624320
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- NII論文ID
- 130007644334
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- ISSN
- 13493302
- 13485857
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可