採種園における虫害防除方法の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Consideration of Method for Controlling Insect Damage in Seeds Orchard
抄録
<p> ヒノキ採種園において、カメムシ類は球果内の種子を吸汁するため、種子の発芽率を著しく低下させている。このため、球果着生枝に網袋を被覆して被害防除を行っているが、手間がかかるうえ被害を受ける場合もある。そこで、被害防除の効率化のため、林齢約40年生のヒノキ採種園において、ピレスロイド様系殺虫剤のほか浸透移行性で残効期間の長いネオニコチノイド系殺虫剤を用いて、効率的な散布時期と散布回数を検討した。ピレスロイド様系殺虫剤にはエトフェンプロックス20%水和剤の1,000倍液、ネオニコチノイド系殺虫剤にはチアクロプリド3%フロアブルの200倍液を用いた。それぞれの殺虫剤について5月1回、5月・8月の2回、5月・7月・9月の3回、5月~9月各月の5回散布の4散布処理区のほか対照として無処理区と網袋被覆区を設けた。10月に各処理区から種子を採取し発芽率を調べた。その結果、発芽率は網袋被覆区で67.0%と最も高い値を示した。殺虫剤散布区では6.3~33.7%であり、無処理区の7.5%と同等以上の発芽率を示した。殺虫剤散布区のうち、エトフェンプロックス5月散布区および両殺虫剤の5~9月毎月散布区では比較的発芽率が高かった。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 592-, 2019-05-27
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288136308608
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- NII論文ID
- 130007645691
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可