ヒノキ人工林において雨滴エネルギーを決定する要因の解明
書誌事項
- タイトル別名
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- Factors determining the kinetic energy of raindrops in Japanese cypress forests
抄録
<p>下層植生やリターの見られないヒノキ人工林では、深刻な土壌侵食が報告されている。本研究では、ヒノキ人工林において雨滴エネルギーを決定する要因を解明することを目的とした。雨滴エネルギーの計測には、スプラッシュカップを用いた。まず、自然降雨下において、スプラッシュカップから飛散する砂の量(砂の減少量)と、雨滴エネルギーには強い相関があることを明らかにした。次に、樹冠構造が異なるヒノキ人工林の7プロットに12~16個のスプラッシュカップを設置し、砂の減少量を計測した。すべてのプロットで樹冠通過雨量と砂の減少量には高い相関があり、その関係性は、樹高が小さい1プロットを除いては、ほぼ同じだった。樹高が小さい1プロットでは、砂の減少量は、樹冠通過雨量の他に、カップ直上の一番近い枝までの距離と相関があった。このことから、樹高の大きい林では樹冠通過雨が雨滴エネルギーを決める最大の要因であるが、樹冠の小さい林では、併せて枝下高も考慮する必要があると考えられる。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 143-, 2019-05-27
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288137426176
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- NII論文ID
- 130007645174
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可